省エネで経済的!全館空調のランニングコスト
「全館空調」は、家の中どこへいっても温湿度が管理された快適空間で魅力的ですが、電気料金などのランニングコストが心配になる方も多いのではないでしょうか。しかし、使い方によっては一般的な冷暖房に比べ、全館空調の方が省エネで経済的になることがあります。
こちらでは、全館空調のランニングコストについてご紹介いたします。
ルームエアコンより全館空調がお得?
建物の大きさや立地条件などによってランニングコストに差はありますが、部屋ごとにエアコンを複数つけている場合や、日頃から長時間稼働させている場合は、通常のエアコンよりも全館空調がお得になることがあります。
また、エアコンの耐用年数は長くても10年程度と言われているのに対して、全館空調の耐用年数は約15年です。
初期費用は全館空調の方が高いですが、部屋数やエアコンの設置台数が多い程、長い目で見れば全館空調の方がお得だと言えるでしょう。ご家族が健康であれば、病院にかかる費用なども抑えられます。
全館空調で得するのはどんな家?
全てのご家庭で全館空調がお得になるとは言い切れませんが、下記の条件に当てはまる方は得する可能性が高いため、導入をご検討してみても良いでしょう。
高齢者やアレルギー体質の家族がいる
各部屋や場所による温度差が少ないため、高齢者に多いヒートショックを避けることが可能です。また、花粉などのアレルギー物質やPM2.5などの有害因子を無駄に室内に取り込まないので、アレルギー体質の方にも安心です。
インテリア的問題でエアコンが気になる方
室内のデザインやインテリアにこだわり、エアコンの見た目が気になっている方におすすめです。
家族・部屋数が多い(エアコンが複数台ある)
家族が多く、エアコンの台数が多い家ほどランニングコストが抑えられることがあります。
エアコン設置台数が多く室外機の音・設置場所に困っている
エアコンは設置する数だけ室外機が必要になりますが、全館空調なら室外機は1つですので、設置場所に困ることもスペースを無駄にすることもありません。
住宅環境などの理由でエアコン稼働時間が長い
寒い地域に住んでおり、床暖房やストーブなど複数の暖房器具を使う場合や、暑い地域で冷房の稼働時間が長い・設定温度を低くしなければ効かないという場合は、全館空調の方がランニングコストを抑えられる可能性があります。